ターフチップ工法
施工例
芝生の生育管理上、目土として砂等が定期的散布されています。
目土の散布は、荒地になった部分の芝生を復元するなどの目的があります。特にホフク系の芝にとっては、有効な方法です。
しかし、目土施工後、養生管理を行えば良いのですが、すぐに開放されるため、かえって芝にストレスを与えてしまうことが多々あり、色々な問題が発生しています。
目土として与えられた砂が研磨剤的な作用をし、芝の根頭組織を磨耗させ、芝に多くのストレスやダメージを与えます。芝生の根頭組織は、葉、茎、及び根を再生させる為の源です。根頭組織を活力ある状態に保つことが芝生にとっては重要なことです。そのことを実現するのが、ターフチップ工法です。ターフチップはラバーチップを使用しています。
ターフチップの特長
- 雑草の混入が少なくなり、エアレーションの回数も少なく出来、管理コストを大幅に下げることが出来ます。
- 一度施工すれば、4~5年は十分に効果が持続します。
- 芝生地表面を暖め、休眠状態の芝生を早く甦らせます。
- 夏場には遮光効果があります。
- 飛散、流芒はおこしません。
- 踏圧を軽減します。特に多目的広場の芝生には低コストな管理法として適しています。
施工手順
- 芝丈を2~3cm以下に刈込む
- 刈込み時に発生するサッチを除去する。
- 散布機又は人力にて均一に散布する。
- 潅水によりターフチップを安定させる。